上手にPRするためにおさえておきたい「3T」とは
昨今、日頃のPR 広報活動においてインターネットの普及に伴い、誰でも気軽に情報を発信できるようになったため最近では個人や企業の発信力の重要度は増してきています。
Facebook、Twitter、Instagramなどの各種SNS、ブログやメディアなど情報を発信できる場所はたっくさんあるのでみんなそれぞれが情報発信を行う時代だといっても過言ではないでしょう。
ライター業でなくともテキスト書いて情報発信を行っている方も多いですよね。
なので、今回はそんな日々の情報発信した記事を読まれるために最低限抑えておきたいポイント、称して「3T」と名付けて紹介致します。
プレスリリースはもちろんのこと、SNSの発信、ブログ、またオウンドメディア等の記事作りにも役立ちますので、是非参考にしてみてください。
上手にPRするためにおさえておきたい「3T」
1、TARGET : ターゲットを決める(ペルソナの設定)
まず、記事を書く前には「誰に」向けた記事になるのかを考えておく必要があります。
事前にターゲット(ペルソナ)を設定しておくことで、具体的にどんな人に読んでほしいのかがイメージしやすくなるので記事が書きやすくなるのです。
例えば、旅先の紹介記事を書くとしましょう。
どんな旅先を紹介したらうれしいのか、どんな書き方をしたらよいのかはターゲットによって変わると思います。
20代前半の独身女性の方をターゲットにするのであれば、現地の安く買える雑貨特集や夜に安心していけるナイトクラブスポット、現地の若者に人気のレストラン特集などをかけば読まれやすいと思います。
また、30代子持ちの女性になれば「子供が喜ぶ絶対に行っておきたい旅先8選」や「ベビーカーがあってもお構いなし、人気のレストラン」というよう記事を書けば読まれやすくなるでしょう。
このようにあらかじめターゲットを設定しておけば自ずとどんな記事を書けば良いのかが見えてくるので、完成度があがりやすくなります。
タイトルなんかに読み手のターゲットが連想しやすい言葉を入れておくとわかりやすいですよね。
「子連れ旅行者にオススメ!」「女一人旅するなら必見!・・・」
など明確に記載しているとあらかじめ設定したターゲットに該当すれば「自分ごとだ」と認識しやすくなるでしょう。
2、TITLE: タイトル(キャッチコピー)
タイトルは記事を書く中でも生命線とも言える重要事項です。
プレスリリースも、コピーライティングでも大事な8割はタイトル(キャッチコピー)です。
記事がどんなに良くても、タイトルが目を引くもんでないとユーザーには見てもらえないからです。
例えば、
・プレスリリースの書き方
・大手企業の広報担当が教える、素人でも自力で読まれるプレスリリースが三日で書けるようになる方法
この2つの記事があったらどちらの記事が読みたくなりますか?
恐らく、後者のほうが読みたくなるでしょう。
それは初めてプレスリリースを書く人でも3日でうまく書けるようになる方法が書かれているんだと一目で理解できるからです。しかも「大手企業の広報担当が教える」ということでなんとなくプロの人が教えてくれるんだろうなと思ってももらえます。
前者のほうは「プレスリリースの書き方」というだけであって具体的にどんなことが書いてあるのかよくわからないので記事の内容を理解しずらいでしょう。これでは読み手に続きを読んでもらうには不十分です。
タイトル(キャッチコピー)には「読んでほしいターゲット」や「具体的な数字など」を盛り込むのがオススメです。
読み手が「今これを読まないと損するぞ」と思わせるくらいのタイトルをつけるように心がけましょう。
3、TIMEMING : タイミング(時間)
記事を出すタイミングは話題性と大きく紐付きます。
前回の記事でもお話しましたね。
例えば、飲食店で「日本初の抹茶パンケーキ店が京都に登場」というお店があった場合に、開店してすぐに宣伝した場合と1年後に宣伝するのとではその効果は大きく変わります。
開店して直後にだしたほうが新鮮味もありますし、みんなが注目を集める段階なので話題になりやすくいでしょう。
話題になり始めた直後というのはページビュー数も大きく伸びやすいタイミングです。
世の中の動きに敏感になって、少しでも早いタイミングを見つけて記事を出すことが重要です。
まとめ
人の心をつかむ文章がかけるようになるにはいろんな訓練や経験が必要になります。
しかし、今回紹介したようなポイントを抑えておけばひとまずは読まれる文章になります。物語などは文才があらかじめ必要だと思いますが、広告、宣伝などには僕はほとんど文才は必要ないなと思っていますから。
というのもコピーライティングと言われる類のもの(広告、PRなど)はクリエイティブも必要ですが大事な8割はロジカル思考です。もともとあるような結果の出ている文体や枠組みから考えて導き出していくものなのです。
なので、訓練する時間がない、才能がないからと諦めてしまわないでまずは体形立てたロジックに沿って文章を書くというところからやってみるのが大切だと思っています。
文章を書き、発信して返ってきた反応から改善点やよかった点を探し出して経験を積んでいくことが上手にPRすることに繋がっていきます。
ぜひこの「3T」を意識して発信してみましょう。