相手にささる自分の見つけ方:その2
こんにちは!ケントです。
その2となっていますが前回のエントリの続きになります。
相手にささる自分の見つけ方:その1はもし読まれていないならこちら
前回はなんでも屋にはニーズがないから「なんでも屋」になるなというところで、
話は終わりました。
ということで、何か立派な肩書きはつけることができましたか??
人は初対面の時、ファーストインプレッションが3秒で決まると言われています。
「俺は見た目で判断はしないぞ」という人でも実は何かしら人を見分けています。
もし、ゴチャゴチャ書いてある名刺を差し出して「何をやってらっしゃるんですか?」と言われれば出直しです。
自分を売り出す時に重要なことは「専門性」です。
以前、ある会計士から「仕事の依頼がなくて困っている」と相談を受けました。
そこで僕が「どんな分野が得意なのですか??」と聞くとその人はびっくりした顔で
こう答えたんです。
「いや〜。会計士だからお金の計算が得意なんです。お金の計算やったらなんでもできます〜」
どうでしょうか?
あなたはこの人に何か頼みたいと思いますか??
何でも屋の人はまず疑ってかかったほうがいいでしょう。
このような回答をする人は経験上、仕事が出来ない人が多いからです。
会計士の資格があって、お金の計算ができれば食っていけるというのであれば、調理師の免許を持っていて、飯さえ作れたら食っていけるよと言っているようなもんです。
こんな甘い考えを持っている人にははなから仕事を頼む気にはなれません。
自分で商品、サービスがあるのであれば何かしらウリを考えるでしょう。
例えば飲食店を経営している方だったらと仮定してウリを考えてみましょう。
例)
・僕は京都の老舗の料亭で10年修行してからリッツカールトンラスベガスの日本食総料理長を3年兼任してきました。北海道から沖縄までの日本全国の魚をすべて食材として扱ってきたので魚料理のバリエーションだけは負けません。
・私は和食料理人として70年間毎日削り節を削るところから出汁をとっています。出汁をとることに関しては恐らく右に出る人はいないほど自信があります。
・元々、大使館で料理人として働き、ケネディ大統領やブッシュ大統領といった数々の著名人に料理を提供してきました。大統領夫人が私の作るスフレを気に入り日本滞在中は毎日お召し上がりになられた自慢の一品です。
どうでしょうか?
この中で少しでも食べてみたいなと思ったのであれば合格です。
こうした「自分は何をウリにしたらいいのか」ってことをどんな職業の人でも考えなくてはいけません。
このウリを発見することが相手にささる自分の見つけ方です。
あなたのウリはなんですか??
先ほどは料理人の技術にフォーカスしてましたが、全然メニューでもいいんですよ。
"「黄金の油が出るまるちょう」はうちでしか食べれません”
これもウリですからね。
和食が本当に好きな人なら出汁について最強の人が作る料理が近所で食べられるなら行ってみたくなりますよね。
それをたまたまテレビなどで知ったら余計に行きたくなると思います。
またもし、あなたがウェブデザイナーなら振り返ってみてください。
ちゃんと自分の得意分野をアピールしていますか?
「どんなホームページでもおまかせあれ!」なんて間違えても謳ってはいけません。
お店や事業を起こしてウェブデザインをお願いするとき、そこには明確な目的があるでしょう。
そこに「なんとなく作ってみた」なんてことはないはずです。
人はすでにある具体的な問題を解決したくてあなたのところにやってくるはずです。
であれば、その分野に詳しい人から聞きたいと思うものです。
であれば「自分の専門性」「専門分野」について掘り下げて、語り続けることってすごく大事なことなんです。
こうして具体的な「専門性」を見つけてテーマを絞り、毎日ブログなどで発信し続けていれば、検索エンジンの上位に上がってくる可能性も高まったりして、人の目に止まるようにもなります。
つまり、相手にささる自分を見つけるというのはしっかり「専門性」をもった肩書きを作るということなんです。
「相手にささる自分=圧倒的なウリ」。簡単にイメージするとすればこんな公式です。
コレが見つかれば、ブレずに専門性高い情報をブログやメルマガ、SNSなどで毎日、発信してください。これができるようになれば、最初は小さな波でも必ず大きな波を起こせるようになります。
今日はマクロ的(抽象度の高い)な視点のお話になりましたが、とても相手にささる自分を作る具体的なステップなので、理解できるまで読んで一度「自分は何者なのか?」掘り下げてみるのも良いでしょう。
長くなりすぎなようにね。
ぜひやってみてください!